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素朴な疑問!そもそもビールと発泡酒ってどこが違うの?

良く耳にするけれども、あまり良く知られていないのがビールと発泡酒の違い。「ビールは高いから、少ないお小遣いの中でやり繰りするためには、発泡酒で我慢せざるを得ない」とか、「ビールと発泡酒の違いは、ビールの方が美味しいということではないでしょうか」とか…今ひとつ、はっきりした違いが分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そもそも、ビールは何を減量にして作られるかといえば、それは麦芽です。英語では「モルト」と呼ばれますが、このフレーズはビールが好きな方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ビールはそもそも大麦が主原料になるのですが、麦芽を酵素により糖化させるとともに、ビール酵母を使って発酵させている…このような工程で作られているのがビールです。

実はビールも発泡酒も、その製造工程には大きな違いはありません。ただし、問題はその原料にあります。ビールと発泡酒の大きな違いは、どの程度麦芽を使用しているかによるのです。麦芽をより多く使用すれば、その旨味を存分に感じることが出来るようになります。その境界線は麦芽を66.7%以上、つまり3分の2以上を使用しているかどうかにあります。このラインを超える場合、それはビールと定義される条件の1つとなります。

もし、麦芽をほんのわずかでも使用しているのであれば、それはビールか発泡酒かのいずれかになります。しかし、前述の通り、麦芽をどれだけ使用しているかによって分類されます。66.7%以上であればビール、それ以下であり、麦芽を少しでも使用していれば発泡酒となるわけです。ついでに言えば、麦芽を使用していない場合、それは「第3のビール」というもう1つの分野に分類されます。

実は酒税法においても、ビールなのか発泡酒なのか、それとも第3のビールなのかによって、酒税が異なります。同じ350mlという量であっても、ビールは77.7円なのに対して、発泡酒は約半分の36.75円となります。これだけ価格に違いがあるため、発泡酒はビールよりもリーズナブルということになるのです。しかし、本来の区分は価格ではなく、麦芽をどれだけ使用して作られているかによるのです。