ビールと言えば枝豆…この鉄板の組み合わせはなぜ生まれた？

「ビールのおつまみとして真っ先に思い浮かべるのは何？」という質問に対して、「枝豆」と答える方はとても多いかと思います。ビールと枝豆って、昔からの鉄板の組み合わせであり、ビールを飲むと枝豆が欲しくなり、枝豆を食べるとビールが飲みたくなる…そんな切っても切れないような関係でもありますよね。

ところで、ビールと枝豆という組み合わせは、ただ単にビールのおつまみとしてよく合うという理由だけでなく、実は枝豆に含まれている栄養成分や枝豆自体の特性が、ビールをより美味しく、健康的に飲むことが出来るという効果を引き出しているのです。

まず枝豆そのものには非常に豊富な栄養素が含まれています。例えば、果物に多く含まれているとされるビタミンＣ、ビタミンＢ１、ビタミンＢ２、リン、カルシウム、タンパク質…日頃、私たちが生きていくために必要な栄養成分をふんだんに配合しているために、枝豆そのものが栄養食品ともいえます。ビールを飲んでいると、どうしても栄養が偏りがちになってしまいます。脂っこいものばかり食べたくなってしまうという方もいらっしゃるでしょう。しかし、枝豆をおつまみに取り入れることで、不足しがちな栄養素も補ってくれる役目を果たしてくれるのです。

そして、実は枝豆に豊富に含まれる栄養成分の中には、アルコールの分解を促進することで、肝臓にかかる負担を軽減してくれたり、２日酔いを予防してくれる作用を生み出してくれたり…そんな役目も果たしてくれます。

例えば、枝豆には前述の通りビタミンＢ１が豊富に含まれていますが、この栄養成分は実はアルコールの分解や代謝を促進してくれるのです。また、脂肪肝を予防してくれるコリンも豊富に含まれています。また、ビタミンＣ自体にも２日酔いを予防してくれる効果があるのです。

このように、枝豆はビールを健康的に、より美味しく味わうためには欠かせないおつまみといえるでしょう。ビールとの相性も抜群であるというだけでなく、不足しがちな栄養を補ってくれる効果もあります。ビールには枝豆…かつてからの鉄板とされてきたこの組み合わせは、よりビールを楽しむための先人の知恵でもあるのかもしれませんね。